京都人

台湾にとどける京の真髄
京都の人々が本当に通う場所

京都人 > Kyoto-jin Selection > 前田珈琲 室町本店

前田珈琲 室町本店

京都『前田珈琲』で「和の珈琲文化」を楽しむ。

先日、台湾のカフェに行きました。活気とレベルの高さにワクワクしました。
京都に来たら「前田珈琲」へ。
「茶の湯」に通じるおもてなし、 心地よい空間を、味わってください。
 
創業以来40年、京都人に愛されてきた老舗の喫茶店だ。
豆からこだわる自家焙煎コーヒー、昔ながらの手作りの食事、パティシェがつくる美味しいケーキ。
本店をはじめ6店は、いずれも由緒ある場所や建物内にある。観光を兼ね、京都ならではの珈琲文化を満喫したい。
 
見どころの多い京都で、ぜひ体験してほしいのが「喫茶文化」。
「西洋から伝わり、文化人など多くの人に愛され、育まれてきた喫茶。洋と和の融合を、じっくり楽しんで」と前田剛代表取締役。
喫茶とは、今どきのセルフサービスのカフェとは違い、店舗もゆったりと重厚で、淹れたてのコーヒーをスタッフがサーブする。まるで自宅の応接間にいるような、くつろぎを感じさせる店のことである。
とりわけ「前田珈琲」本店は、「洛中」と呼ばれる京都の中心、着物の商いで栄えてきた場所にあり、目も舌も肥えたお客に贔屓にされてきた。
「お客様の好みはさまざま。砂糖やミルクの量、トーストの焼き加減、サラダの好き嫌い。お客様の顔を見ただけで、すぐその方に合わせたオーダーを通す。座る位置も、読む新聞もたいてい決まっていらっしゃるんです」。
おもてなしは店内だけでなく、「コーヒーの配達」にも及ぶ。この界隈は「自宅や自社にいらしたお客様に出すコーヒーが、美味しくなかったら申し訳ない」と思う土地柄。中学生のころから店を手伝っていた前田社長も、コーヒーポットを抱えて配達に走りまわったという。
 
そんな京都人に愛されてきた「前田珈琲」のこだわりは、「変わらない」こと。
料理は全て昔ながらの手作り。「毎朝、ポテトサラダ用に10キロのジャガイモの皮を剥くことから仕事が始まります(笑)」。効率を追うなら市販品。でも「ハムの切り方が変わっただけで指摘が入る」ご贔屓客の舌は裏切れない。
レトロモダンの内装や、スタッフの温かい対応も、昔ながらのスタイル。もちろん、攻めのスタンスも取り、メニューの内容や店舗を厳選して増やし、若者や外国人客リピーター客も急増中だ。社長自身、台湾や香港など、各国のカフェを巡り、その国ならではのコーヒー文化を吸収し、未来に目を向けている。
 
「コーヒーで人と人がつながり、世界が広がる。素晴らしいことですね」。
なお、本店は昔ながらの喫煙可(分煙ルームあり)。気兼ねせず、コーヒー片手に一服どうぞ。

  • 前田珈琲 室町本店写真1
  • 前田珈琲 室町本店写真2
  • 前田珈琲 室町本店写真3
  • 前田珈琲 室町本店写真4
Shop Data
店舗名 前田珈琲 室町本店
住所 京都市中京区蛸薬師通烏丸西入ル橋弁慶町236番地
電話番号 075-255-2588
営業時間 7時~19時
定休日 無休
URL http://www.maedacoffee.com/
LINEで送る
Pocket

京都人・最新刊

Vol.004

下緑町

2016年6月発行

設置場所はこちら

京都人について

京都人004_Kyotojin004

Pick UP

Kyoto-jin News

LANGUAGE

日本語 繁体中文