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花やしき浮舟園

歴史ロマンに溢れる特別な美しさ。 客室からの眺望に、心安らぐ名旅館。

宇治の魅力を感じてもらうに相応しい、使い勝手のいい宿でありたい。

 世界最古の長編小説「源氏物語」の舞台となり、平安王朝の貴族の別荘地でもあった宇治。その歴史、風土、文化は、豊かな特色に彩られ、京都に劣らないほどの魅力にあふれている。宇治で古くから愛される旅館の若き社長に、宇治を楽しむ醍醐味を聞いた。
 
 「当館でも2、3年ぐらい前から、外国人のお客様が増えていますね。」明治27年創業の老舗旅館「花やしき浮舟園」の5代目、山本卓治氏は、昨今のインバウンド熱の高まりを実感している。宇治川の岸辺に建つこの旅館の利用客が、一様に感動するのは、部屋からの眺望だ。宇治川の中州、塔の島に屋形船が寄り添うように停泊し、滔滔と流れる宇治川と山の緑、大小の橋がかかる一帯の景観は、宇治川両岸に伝わる文化財や町並みとともに、都市部では日本初の重要文化的景観の指定を受けるほど。いわば「景色の重要文化財」と言うべき稀有な景観なのだ。
 
 日本の硬貨にデザインされる平等院と、宇治上神社はどちらも世界遺産。他にも、女性の鵜匠が活躍している日本古来の伝統的な漁法「鵜飼い」は、宇治の夏の風物詩。さらに、健康的な美味しさで世界的に注目を集めている日本茶の、最高峰として知られているのが宇治抹茶である。実に様々な見どころや文化的な特色を持つこの宇治で、最も愛されている旅館が「花やしき浮舟園」だ。山本社長は冒頭の言葉に続けて、「このブームを一過性のもので終わらせたくないんです。当館に連泊されたお客様が、宿泊の延長を望まれるケースが多いように、にぎやかな京都から少し足を伸ばして、この宇治でゆっくりと過ごしていただければ、必ず良さがわかってもらえると思います。受け入れる私たちも積極的に宇治の魅力を発信していきたいですね。」
 
 併設のレストランで提供されるのは最高級の黒毛和牛を使ったステーキ割烹。もちろん、熟練の料理人が腕をふるう京料理もあり、名物の宇治茶を使った料理など、目と舌の両方で楽しませてくれる。さらに、予約不要でリーズナブルなメニューの提供も始めた。客室もスタンダードな和室の他に、ホテルのようなモダンな洋室も備わる。現代のライフスタイルに合った、使い勝手のよさを持っているのも喜ばれている理由だ。
 
 関西国際空港からのアクセスも便利な宇治。「花やしき浮舟園」を旅の拠点に、ぜひ何度も訪れてほしい。来るたびにこの街の多様な楽しみ方がつかめるはずだ。

  • 花やしき浮舟園写真1
  • 花やしき浮舟園写真2
  • 花やしき浮舟園写真3
  • 花やしき浮舟園写真4
Shop Data
店舗名 花やしき浮舟園
住所 京都府宇治市宇治塔川20
電話番号 0774-21-2126
営業時間
定休日
URL http://www.ukifune-en.co.jp/
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