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京都人 Vol.001田中大久保町

2016年02月10日 UPDATE

店長 高橋友佳子

北海道の食材をふんだんに使った、母娘が迎えるカフェ。

「自称、礼文島の観光大使です」。

れぶんcafe 店長 高橋友佳子

結局、誰もが
旅人なんです。

 丸みのある書体で「れぶん」と記した看板を掲げた、木目調のかわいらしいカフェ。その店名が、ひし形をした北海道の上角近く、日本海に浮かぶ礼文島を示すと気づくのに、さほど時間はかからないだろう。
 
 なにしろ魚貝が際立っている。
礼文産のホッケ一夜干しと猿払産ホタテのバター焼きを合わせた定食「北海道スペシャル」には、海の幸への自信がみなぎる。
「夏にはバフンウニも入荷します。覚えてくださっている方が多くて、あっというまに売り切れてしまうんですが」。
 
 そう話すのは礼文島出身の上総京子さんと、娘の高橋友佳子さん。二人が営むのが、北海道の食材が光る定食と、スイーツを供するれぶんcafe だ。
 

母は料理を、
娘はサービスと作陶を。

 
 開店は2010年。かつて友佳子さんは大阪で働きながら、陶芸を習っていた。
 
 「ものづくりが好きで、いろんな習い事はしたけれど、陶芸は長く続いたんです」。
趣味が高じて、友佳子さんは馬町にある陶工高等技術専門校に通った。そんななか、父親の謙司さんが病で倒れたことをきっかけに、母親の京子さんと一緒に、自宅と陶芸工房を兼ねた店舗を、田中大久保町に構えることを決めた。
 
 「もともとカフェ巡りが好きでした。カフェなら店番しながら作陶ができるし、教室も開ける。父が倒れて、焼き物を続ける環境が整った感があります」。
 
 店の奥にある焼成窯で生まれた友佳子さんの作品は、れぶんcafe に欠かせない。ぽってりと丸みのあるカップは、手のひらでコーヒーを引き立てる。
 
 一方、京子さんは結婚をきっかけに1979年に京都にやってきた。
京子さんの実家は礼文島にあるホテルで、海産物販売の部門から仕入れができる。
「京都でやるなら、礼文島の食材を出すお店と決めていました」。
京子さんはキッチンで料理を担当し、友佳子さんはスイーツ作りとサービス、ときどき作陶。分担は自然に決まった。
 

大自然に通じる
おおらかさに魅せられて。

 
 北あかりのマッシュポテト、利尻昆布が利いたみそ汁、一夜干しのほっけ。さらに味わってほしいのが、旅の話だ。
 
 夏は涼しく、海鳥の鳴き声が響く海辺。高山植物の花畑のなか8時間かけてのトレッキング。北の地の住人たち。
礼文島について、京子さんはいたく饒舌だ。
 
「自称、礼文観光大使です(笑)。何人ものお客さまが、礼文島を訪れてくださいました。逆に、旅行したことのある方が、島を懐かしんで来てくださることも」。
 
 れぶんcafe には男性一人の来客が多い。定食のおいしさもさることながら、その居心地を求めているに違いない。
極上の笑顔で、人生の旅人たちを迎える母と娘。京子さんと友佳子さんが醸し出す雰囲気は、おおらかな礼文島の自然をどこか連想させる。

木目の効いた店内。礼文島から見える海景色の写真は、雪を被っ た利尻富士が美しい。

木目の効いた店内。礼文島から見える海景色の写真は、雪を被っ た利尻富士が美しい。

定食の北海道スペシャルは1250 円。

定食の北海道スペシャルは1250 円。

友佳子さんの作品は購入可能。

友佳子さんの作品は購入可能。

白い壁に重厚な木の扉。随所 に手づくりの味わいがある。

白い壁に重厚な木の扉。随所 に手づくりの味わいがある。

Shop Data
店舗名 れぶんcafe
住所 京都市左京区田中西大久保町8-3
電話番号 075-756-7832
営業時間 9時~20時
定休日 木曜日、第4金曜日
URL http://rebuncafe.web.fc2.com
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